前回までのあらすじ
せふたさんの提案で真皇杯北陸予選へ殴りこんだスペレ勢一同。
僕はブロック予選を勝ち抜きベスト4に残るが、準決勝で惜しくも敗れて3位に。真皇杯本戦へあと一歩届かなかった――
かと思いきや、同じスペレ勢で準優勝の四畳半さんが諸事情で本戦権を辞退。大会のルールにより、僕は繰り下げで本戦権を獲得する。
スペレを愛する同志からバトンを託された僕は、真皇杯本戦へと挑むのであった。
真皇杯本戦まで
本戦出場が決まってからシーズン16が終わるまで(~9/3)はずっとスペシャルレートに注力していた。
本気で最終1位を狙っていたが、残念ながら力及ばず。でも楽しかったから良し。
シーズン17が始まってから最初の1週間はポケモンから離れて、溜まった録画アニメや積んでいた漫画&ラノベを消化し、心のリフレッシュを図った。
本戦まで2週間を切ったタイミングで、ゆっくりと準備を開始。幸いシーズン17のスペシャルレートがあまり興味が湧かないルールだったため、シングルバトルに集中することができた。
まずは北陸予選で使ったパーティでレートに潜り、パーティ変更の必要があるか否かを試した。
結果、普通に負け越してレートは1400台。この時点でめちゃくちゃ焦る。明らかにパーティを考え直さなくてはならない。
ここから10日ほどかけて試行錯誤した結果、本番で使用したパーティの元型が完成。この時点で本戦3日前である。
レートでの試運転も好調で、そこそこ自信のあるパーティを組めた。
……のだが、本戦前日にパーティをさらに改善しようとした結果、どんどん迷走し始めてしまった。
軸となる4匹は確定でいいと確信していたが、@2がなかなか決まらず。
日付けが変わっても答えは出ず、翌日の宿泊の荷造りなどもあったため、一旦考察を放棄して次の日の自分へバトンタッチした。
真皇杯本戦当日
関東住みなので当日は自宅から会場へ。前日寝る前にバタバタと忙しなかったかせいか、朝はとても眠かった。
眠気と戦いながら身支度を済ませて出発。途中のコンビニで買ったアンパンとシュークリームで当分補給しつつ、会場に向う。
道中で前日放り投げたパーティ構築を再開。ふとした思い付きから、前日まで候補に挙がらなかった地雷アイデアを取り入れて、パーティ完成とした。
現地に到着し、運営スタッフの誘導で会場入り。受付でもらった名刺を見て、(すごいところに来てしまったな……)と実感する。
運営スタッフで顔見知りのぼんこふさんに挨拶を済ませた後、パーティ申請シートを記入。書いてる途中で観戦に来たはりゃんさんと合流。その後同じく観戦に来たナインさんと初めましてのご挨拶。それまでFF外だったが、過去にスペレで何度かマッチングしたことを覚えてくださっていたらしくて、けっこう嬉しかった。
そうこうしているうちに、いよいよ開会式が始まり、第5回真皇杯本戦の幕が開けた。
選手挨拶で若干スベったりしつつ、パーティ申請とブロック分けが無事終了。僕はウラウラブロックに割り当てられた。たしかこの辺りで観戦に来たジオットさんが到着されてたような気がする。
そしていよいよ試合開始。
■VSすとれさん
地方予選で偽装雨を使っていた覚えがあったので、今回もそれを想定した。
こちらのキノガッサが重そうだったので、相手の選出はコケコハッサム@1だろうと考えた。
こちらはコケコハッサムに強いリザードンX、ガブリアスの2匹が決定。最後はバシャのストッパーとしてミミッキュを選出した……はず(うろ覚え)。
先発はガブVSコケコ。何も考えずに地震を押したが、相手のコケコがフェアリーZだったらしく、Zを切られていたら普通に負けていた。幸い向こうはラグラージバック。スカガブ読みだったらしい。ダメージは1/3程度。
ラムの実であくびはケアできていたので、こちらは剣舞。相手は地震だった気がする。こちらも4割ほど削れる。次のターンにラグラージを地震で処理。
すとれさんは死に出しで3匹目のハッサムを出してきた(今考えるとなんでだ……?)。これを炎の牙で処理。散り際にバレットパンチで削りを入れられ、ガブリアスは虫の息に。
コケコが出てきて、マジカルシャインでしっかりガブリアスを仕留めてくる。が、形勢は圧倒的にこちらが有利。ミミッキュを死に出しし、ミミッキュZで締めた。
勝ち。1-0。
■VSキョンさん
こちらに見た目刺さっているコケコの選出は確実と踏み、リザードンを押さえつけるボーマンダもほぼ出てくるだろうと予想。ラス1は、アロライブルルエムリットだとこちらのミミッキュが重いはずなので、型破り感があるドリュウズだと考えた。
以上を踏まえて、コケコとマンダに有利を取れるスカーフヘドウェ化身ボルトロスを先発。ドリュウズにマッハパンチで致命傷を与えることができマンダコケコにも打点があるキノガッサと、マンダに後投げ可能なメタグロスを控えに選出した。
初手はボルトVSコケコ。想定通りの初手だったのでノータイムでヘドロウェーブを選択。乱数50%でワンパンできるので祈ったが、ダメージは7~8割程度しか入らない。明らかに耐久振りだった。相手は自然の怒りでボルトに削りを入れにくる。
行動順でこちらのスカーフが恐らくバレた場面。こちらは突っ張りで、相手はマンダ引き。ヘドウェが2~3割しか入らなかったため、耐久振りと判断。次のターンでこちらはメタグロスバック。相手はメガシンカせず威嚇を残し、羽休めでHPを回復。
こちらはマンダを削りたかったので、メガシンカして思念の頭突きを選択。相手はマンダを温存し、HPが残り少ないコケコを切ってきた。
死に出しで出てきたのは想定していなかったアローラライチュウ。アロライZが濃厚な場面で、かつメタグロスがアロライに打点を持っていなかったため、ボルトロスを生け贄に投げてZ技を透かすことに成功する。
ここでエレキフィールドが消えなかったため、コケコのグランドコートが発覚し、この時点で負けが濃厚に。とりあえずキノガッサを出した後、種ガンでライチュウを倒すorマンダバック読みで岩石封じかの択で後者を選択。
相手はライチュウ居座りで10万ボルト。ガッサが半分近く削れ、さらにこちらの岩石封じを避けられてしまう。思わず唸ったが、択を外していること、当てていても試合にさほど影響がなかったことから仕方ないと切り替え、マッハパンチでガッサ切り。
メタグロスを出すが、ライチュウを倒す前にEF10万ボルトをしっかり入れられ致命傷を負う。
ラス1のマンダに威嚇を入れられ、最大打点の思念の頭突きが2割ほどしか入らず絶望したところで降参を押した。
負け。1-1。
■VSさいの目さん
初手襷ランドからのあくび展開だと予想。初手は岩石封じ→ステロの動きを許さないボルトロス。カビゴンのあくびハメに対抗するラムの実ガブリアス。ラストはテッカグヤ以外に強めなミミッキュを選出した。
初手はボルトVSランド。想定通りだったのでめざ氷を選択し、襷発動までランドロスを削る。相手の行動はステロ。リザもガッサもいないのでステロは痛手ではない。
めざ氷でランドを倒しに行くが、ここで相手がランドを下げてリザードンバック。あきらかにXの動きだった。ボルトが格好の起点と化したため、すかさずガブリアスバック。ニトチャを受ける→相手がスカガブ警戒で引いてくれることを期待していたのだが、交代際に逆鱗が飛んできてガブリアスがダウンした。
リザードンの行動が逆鱗でロックされたため、ミミッキュを出して剣舞。次のターンリザードンが混乱したこと、ランドロスのHPが残り僅かで威嚇撒きくらいしか役割が残ってないことから、ここはランドバックだと考え、剣の舞をもう一回選択。読み通り相手はランドバック。次のターン影打ちでしっかり倒しきる。またリザードンを温存してきたことから見えていない3匹目はボルトロスに弱いテッカグヤだと予想を立てた。
テッカグヤが出てくると思ったが、出てきたのは先ほど引っ込んだリザX。裏がテッカグヤであればボルトロスで詰められるため、オーバーキルは承知でじゃれ外しをケアしてミミッキュZを切った。上から殴られて皮を剥がされるも、無事にリザXを処理。
相手のラス1は予想通りテッカグヤ。ボルトの10万ボルトだけでは恐らく倒しきれないので、影打ちで確実な削りを入れてミミッキュを切る。最後はボルトで締めて勝ち。
2-1。
■VSやんこぽけさん
ガッサの胞子に受け出せるポケモンがぱっと見いなかったので、マンムー先発が濃厚で、控えはミミッキュ@1の対面指向の選出だと予想。
こちらは素直に刺さっているガッサを先発に置き、裏の1匹目には全体的に通りがよいミミッキュを選択。ラストはガブリアスかリザードンの2択だったが、ガブリアスだとマンムーに対してあまりに弱すぎたので、リザードンを選出した。
先発はガッサVSマンムー。やはりと言った感じ。マンムーの型が意地ならタネマシンガンを押したいが、最速だった場合はマッハパンチじゃないと試合が終わりかねない。前日に軽くチェックした地方予選使用構築の紹介では意地っ張りと書かれていた気がしたが、勘違いだったり型を変えられてたりするとお通夜なので、結局ビビッてマッパンを押した。これが急所に当たって襷が発動する。相手は氷柱針を撃ってきたが、これが2発で止まりガッサが生存する。マッパンを連打してマンムーを倒す。
次に出てきたのはミミッキュ。倒れかけのガッサをシャドクロでしっかりと処理され、頭数はイーブンに。
死に出しでどちらを出すか迷った末、ミミッキュを送り出す。まずは互いに化けの皮の剥がし合い。そして次のターン。ガッサが上を取られていたことからS関係は相手の方が上。相手がゴーストZだった場合はワンパンされてしまうため、かげうちで削りを入れることにした。これでリザードンのニトチャ圏内に入ればよいと考えていたが、これが思ったより入らず。久しぶりにABミミッキュを使ったのでダメージ感覚が鈍っていた。そして相手はゴーストZ。こちらのミミッキュがダウンする。
ラス1のリザードンを出してこちらは剣舞を選択。相手のミミッキュは恐らくニトチャ圏外。裏はリザより速いマンダかフーディンだと考えていたので、とりあえず剣舞してからニトチャかなと考えていた。が、ミミッキュからまったく頭になかった電磁波が飛んできて、これがしっかり命中。ここで負けを悟った。ミミッキュが呪いで自主退場し、後続のマンダが身代わりを連打。完璧に詰まされた。
2-2。
感想戦をしたところ、マンムーは意地っ張りだったらしい。なので初手でタネガン撃たれてて3発当たってたらだいぶ厳しかったとのこと。
またミミッキュの型は地方予選で使っていたものと同じらしく、しっかりリサーチしておけばもっと違う立ち回りができたかもしれないと、この時後悔に苛まれた。
やんこぽけさんは事前に本戦権利者の地方予選使用構築を徹底的に調査していたらしく、準備の段階で負けていたと思った。
■休憩
ここで一旦お昼休憩。
はりゃんさん、ナインさん、ジオットさんと近くのラーメン屋へ。
テーブルに着いて料理を待っていると、ジオットさんがご自身の首筋当たりをしきりに触っていた。
何してるんだろうと思って見ていると、やがて彼は何かを摘んでテーブルに置いた。
テントウムシだった。背中についていたらしい。一同爆笑。関西人、笑いの取り方が斜め上過ぎる。
腹ごしらえも済んだところで会場に戻り、僕は残りの3試合に臨むのであった。
■VSリホウさん
こちらのキノガッサがとてもキツそうだったので、フシギバナの選出は確実だろうと予想。2匹目はリザードンに対してXY問わず対応できるヒードランが濃厚。最後にガブリアスの一貫性を切るためにエアームドorテッカグヤだろうと考えた。
こちらの選出は刺さっているガブリアスを確定とし、2匹目には刺さっているメタグロスを、最後にレヒレバンギに強く、最悪挑発でムドーカグヤにも一矢報いることができるミミッキュを選択。一番通っているガブリアスは裏に隠しておき、先発にはメタグロスを投げた。
初手はグロスVSフシギバナ。明らかな有利対面で浮いてる鋼への交代が見え見えだったので、強気に雷パンチを選択。読み通り相手はエアームドバックだったが、雷パンチは4割ほどしか入らず、ゴツメでメタグロスのHPが削られる。Sを優先して火力を犠牲にしていたので想定内だったが、できれば高速回復技がないテッカグヤの方が楽だったのに、と歯噛みした。
そのまま突っ張るのはナンセンス、かといって刺さっているガブリアスをここでムドーに投げるのも怖いので、仕方なくミミッキュをエアームドに後出しするというイカれプレイを決行した。交代際、相手は羽休めで堅実にHPを管理する。
ムドーにミミッキュを後投げする→相手視点でミミッキュが呪い型に見える→身代わり警戒でまずは殴ってくるんじゃないかと半ば願望の予想を立て、吹き飛ばしや鉄壁などの補助技を切って剣舞を積む。願望通り相手はアイヘで化けの皮を剥がしに来た。次のターンは補助技が飛んできてもおかしくないので、挑発を選択。相手は変わらずアイヘを撃っており、これでミミッキュが半分以上削られた。ムドーが突っ張ればミミッキュはこのターン瀕死になるため、散り際にミミッキュZを切った。このダメージが4割ほど。後攻アイヘでミミッキュが落とされるが、ムドーの挑発があと1ターン残っている最高の状態でガブリアスを着地させることに成功する。
ここは間髪入れず剣舞を選択。相手はアイヘで削りを入れにくるが、ダメージは40ちょい。鮫肌のスリップが入って、メタグロスの雷パン圏内に入った。次のターンは炎の牙でムドーを倒しに行くが、相手はフシギバナバック。メガシンカ前だったので牙が効果抜群で入り、一撃で仕留めた。
フシギバナが沈んだ後、10秒ほど時間を空けて相手が出してきたのは、まだ見えていなかったヒードランだった。選出は予想通りだったが、ここで出てくるのは不自然すぎた。風船持ちでもないため、スカーフめざ氷で倒しに来たのだと読んだ。ここでガブが落とされると負けなので、めざ氷読みでメタグロスバック。相手の選択はラスターカノンだった。この時点でヒードランの持ち物がなんにせよ、めざ氷は持ってないと断定した。またダメージ量から道具による火力強化もなさそうだと考えた。
次のターンは交代読みで雷パンチを選択。相手は居座っており、メタグロスの上からラスターカノンを撃ってきたのでスカーフが確定した。グロスのHPは残り5~60ほど。対してヒードランは雷パンチを1発は耐える。ここで次のターン、ヒードランが居座りこちらが雷パンチを押していた場合、グロスをヒードランに突破され、そのままガブリアスにもラスターカノンを当てられてしまうので、ここはアームハンマーでヒードランを倒しにいった。相手はムドーバック。ムドーのHPゲージが赤色になり、ガブリアスの炎の牙圏内に入った。アムハンでグロスのSが下がったが、まだムドーよりは速く、雷パンチでムドーを処理。
ヒードランが出てきて、ラスターカノンでミリ残りのグロスが倒される。あとはガブリアスがラスターカノンを耐えて地震をぶち込めば勝ちである。急所以外倒されないHPだったので、祈りながら地震を押した。ここはガブリアスがしっかり耐えてくれて、勝ちを掴んだ。
3-2。
■VSすいろさん
ラティクチ苦手で正直諦めかけていた。初手コケコがキツいので、先発は奇襲を仕掛けられるスカーフボルト。
クチート以外には戦えそうなミミッキュ。あとは消去法的に一番マシなガブリアスを選出。
初手はボルトロスVSラティアス。圧倒的出し負けに心が折れかけるも、ボルトチェンジでミミッキュバック。相手のサイキネでミミッキュの皮が剥がれる。
2ターン目はラティアスがZサイキネを撃ってきた。が、ミミッキュがこれを耐える。そしてじゃれつく→影打ちで重いラティアスを処理できた。
相手の2匹目はギルガルド。ミミッキュで挑発を押すが、影打ちで先制され倒れる。
こちらはボルトロスを死に出ししてボルトチェンジを選択。一度キングシールドを挟んだあと、ボルチェンが通りガブリアスバック。相手はシャドーボールを撃ってきており、これがガブリアスに3/4ほど入る。まあこんなもんか、と思った次の瞬間、
「急所に当たった!」
一瞬思考がフリーズした。急所に当たってこのダメージということは、相手のギルガルドはほぼC無振りである。持ち物が残飯ではなかったので、耐久振りの弱保呑気ガルドの可能性が高いと判断。いやそれより急所……。
とりあえず、シールドフォルムになられると素の地震でワンパンできないくらいのHPが残っていたので、悩んだ末に剣舞を選択。相手はキンシを押しており、まずは択勝ち。次のターン地震を押すが、相手は倒れる前に影打ちで削りを入れてきた。これでガブの残りHPが25となる。
相手のラス1はコケコと考えていたが、出てきたのはノーマークだったホルード。
こちらは地震を押すが、相手が電光石火で先制。ガブリアスが倒される。
鮫肌スリップが入るも、後続のボルトロスのめざ氷では削り切れず、返しの岩石封じでこちらがKO。無念の3敗目を喫した。
3-3。
試合後にダメ計したところ、ガブへのシャドボが急所に当たっていなかった場合、ホルードの電光石火を確定で耐えるとの結果が出て思わず項垂れてしまった。
ただ後日気付いたことだが、そもそもミミッキュが倒れた次のターンにボルトロスではなくガブリアスから出していれば、運の介在の余地なく勝てていたはずなので、ここはプレイングの点で明確な反省点だった。ボルトロスから出した理由はちょっと思い出せなくてもやもやしている。
■VSティラミスぽけさん
この試合が最終試合だったが、この試合を消化するまでもなく僕の予選敗退とティラミスぽけさんの予選抜けは確定していた。ゆえに完全に消化試合。肩の荷が下りて気が楽だったが、しかし簡単に負けてやることはゲーマーとしてのプライドが許さないので、最後に爪痕残して散るか~という感じの心構えで勝負に挑んだ。
カバラキカグヤの並びを1匹で対処できるメタグロスの選出が確定。
次にグロスで重いゲンガーに強く、カバのあくびに耐性もあるガブリアスを選択。
最後は相手の手持ち全員に対して出し負けしないキノガッサ選び、先発に据えた。
初手はガッサVSゲンガー。こちらは身代わり警戒で岩石封じから入った。相手は鬼火を選択し、しっかりヒット。こちらも岩石封じを当て、1ターン目はまずまずの展開。火傷岩石封じでHPが1/4程度削れたため、CSゲンガーだろうと予想した。
2ターン目。相手のパーティにぱっと見胞子が一貫していたが、ラムミミッキュとか出てきたらどうしよう、と深読みしてしまい、ここで岩石封じを連打する。完全にただの深読みで、相手のHPを半分強まで削ったあと、ガッサはヘド爆で倒れていった。
こちらはガブリアスを死に出し。Sが下がったゲンガーでガブリアスに突っ張るはずがないので、カバルドンorテッカグヤ引きを読んで剣舞。読み通り相手はカバルドンバック。
こちらは即決で地震を撃つ。すると相手がドラゴンZを警戒してくれたのか、カバルドンを下げて3匹目のミミッキュに交代してきた。一貫した地震を連打してミミッキュを無償突破する。
死に出しで戻ってきたのはカバルドン。あくびならラムの実で透かせるため問題ないので、続けて地震を選択。カバルドンのHPを半分強削ったが、相手の行動は氷の牙。ガブのHPが残り3割ほどになる。さらに凍りの追加効果を引き、ラムの実が発動。無駄に持ち物がバレていく。
次の地震でカバを処理して、ラス1のゲンガーが登場。たたりめでガブリアスが倒されて、こちらもラスト1匹に。
HP満タンのメガメタグロスと、HPが5~6割のメガゲンガー。たたりめは急所以外耐えるし、こちらは火傷込みでも思念の頭突きでゲンガーを倒せる。身代わりで思念の頭突きの回避試行回数を稼がれたとしてもまだこちらに分がある。そう考え、自信を持ってボタンを押した。
相手の ゲンガーの さいみんじゅつ!
まさかの鬼火催眠両採用! しかも当たった! ファーwwwwwwwwwwww
バレパンは切っていたため、この時点でもう成すすべなく、たたりめでワンパンされて試合終了。
催眠1回しか撃ってないから順当。仕方ない。
3-4。
反省点としては、2ターン目に深読みせず胞子を撃っていればよかったくらいか。最長眠りを引いて岩石封じを全当てすれば、ゲンガーをカバの砂ダメ何回かで落ちる範囲まで削れたと思うので、ここはプレミかなと。
ただ、こちらも相手の深読み(ガブのZ読みミミッキュバック)で1手アドを得ており、それがなければもっと一方的に負けていたはずなので、最初からちょっと厳しい勝負だったかなと思った。
以上で、僕の真皇杯は幕を閉じた。
欲を言えば予選で勝ち越したかったと悔しさを感じた一方で、どの試合も内容がよかったので楽しむことができ、間違いなく良い経験になったと思っている。
■観戦
予選で敗れたのは残念だったが、反面プレッシャーから解放されて清々しさもあった。
気分を入れ替え、シングル最強プレイヤーを決めるこの大会を外から楽しむことに。
とりあえず、他の人の予選状況を知りたかったため、挙動不審に他ブロックを覗き込みにいく。本戦権利者のお知り合いは北陸予選で縁があったよに一さんと鷺澤有里栖Zさんのみ。お二人とも同じメレメレブロックだった。
結果は、よに一さんが残念ながら敗退。そして、鷺澤有里栖Zさんは見事トップでブロック予選を突破されていた。
鷺澤有里栖Zさんは前日開催されたラストチャレンジで勝ち上がり、ギリギリで本戦権利を獲得されていた。そこからの予選1位抜け。明らかに勢いに乗っていた。漫画の主人公モードだった。これはもう応援するしかないよね。
そんなわけで、鷺澤有里栖Zさんに肩入れしながら決勝トーナメントを観戦した。
べ、別に、北陸予選で鷺澤有里栖Zさんと戦ったときに僕が勝ってて、彼が優勝したら実質僕が優勝って言い張れるから応援してるというわけじゃないんだからね///
冗談はさておき、トーナメントの試合はどれも見応え抜群だった。みな立ち回りが綺麗で、かつ勝ち筋を追うのが上手い。不利になると早々に諦めてしまいがちな身としては、見習いたい姿勢だった。
トーナメントの試合はどんどん消化され、スクリーンで配信された準決勝および決勝は大いに盛り上がった。
応援していた鷺澤有里栖Zさんは惜しくも準優勝だったが、素晴らしい試合を見せてくれた。オノノクス最強!
上位入賞者の表彰が終わり、長かった真皇杯も全プログラムが終了。最後に知人に挨拶を済ませたあと、大会の余韻を噛みしめながら、僕は会場を後にした。
最後に
この素晴らしい大会に一プレイヤーとして参加できたことを心から嬉しく思っております。
次回があるなら是非また参加したいですし、今度は繰り下げではなく自力で地方予選を突破したいです。
参加者のみなさん、企画・運営にご尽力されたスタッフのみなさん、本当にありがとうございました。
それではノシ
<スペシャルサンクス>
真皇杯参加のきっかけをくれたせふたさん
本戦権利を託してくれて、湿り気ミズゴロウもくれた四畳半さん
本戦応援に来てくれてモバブ貸してくれたはりゃんさん
あとジオットさん
感謝……!