インターネット大会「シンプルシンフォニー」で使用した構築の紹介です。
■シンプルシンフォニーについて
・タイプが1つのだけのポケモンのみ使用可能なシングルバトル
・禁止伝説・幻の使用禁止
・メガシンカ禁止
■構築経緯
単タイプしか使えず受けが難しいことから、攻撃的なパーティを組むことにした。
最初に、カバルドンの欠伸への耐性を持ち、カビゴンやポリゴン2などの高耐久ノーマルに強く、オニゴーリのまもみがループを崩すこともできる火炎玉を採用。
2匹目は、爆発的な抜き性能を持ち、特性天然で止まらない胃液に決定。
上記2匹を使うにあたって壁によるサポートが欲しいと感じたので、ある程度の行動保証があり起点回避も可能な両壁を3匹目に採用した。
ここまででカバルドンやクレセリアなどの物理受けが重いのでを投入。また、隙を見せると止めづらいジャローダへのストッパーとして、上から弱点を突けるを採用。
最後に、毒びしからのみがまもループ展開への対策として、定数ダメージ無効のを添えた。
■単体紹介
ローブシン@火炎玉
性格:意地っ張り
特性:根性
実数値:201(164)-198(156)-116(4)-×-96(84)-78(100)
技:ドレインパンチ/はたき落とす/マッハパンチ/ビルドアップ
パーティ構築の開始点。
カビゴンなどのノーマルタイプに強く、催眠耐性を持っている点が魅力で採用。打ち合いに強く、対策が甘いパーティはこいつで半壊させられる。
最初はSを伸ばして毒づきを持たせてピクシーとニンフィアを返り討ちにするつもりだったが、カバやクレセとの打ち合いを優先してビルドアップを採用した。ビルドアップは悪くない技だったが、ピクシー・ニンフィアが相手にいて出さない試合が多かったので、毒づきの方がよかったかなと考えている。
調整は以下の通り。
H:アギルダーの命懸け+火傷ダメ1回耐え
A:A↑2根性叩きで特化クレセ確1
D:壁下で無振りクレセのサイキネ3耐え
S:12振りマルノーム抜き(ビルド積むときにアンコで縛られないため)
ペロリーム@オボンの実
性格:意地っ張り
特性:軽業
実数値:159(4)-145(252)-106-×-95-124
技:じゃれつく/ドレインパンチ/胃液/腹太鼓
積みエース。
壁下で雑に積むだけで強い。ドレパンで殴りながら回復できるので場持ちがよい。またスカーフメタモンに対して先制できるのがとても偉く、数ある積みエースの中でもユニークな輝きを持ったポケモンだと思う。
普段はじゃれドレパン太鼓身代わりで使っているが、今回はピクシー対策に胃液を採用。ある程度は機能してくれた一発芸だったが、ほとんどの試合で特性が消えたピクシーを下げられたため、引きに合わせてドレパンを撃たないと先にこちらが倒れるという欠点もあった。
ライコウ@光の粘土
性格:臆病
特性:プレッシャー
実数値:195(236)-×-98(20)-×-120-183(252)
技:放電/リフレクター/光の壁/吠える
起点作りの壁張り役。
ジャローダを抜ける素早さ、麻痺が入らない電気タイプ、アギルダーの命懸けを耐えるHP、吠えるで起点回避できる点を買って採用。
ほぼ全試合選出したにもかかわらず、なんの仕事もできずに倒されたことが一度もなかった。電気技無効の相手には何もできないが、吠えて流してごまかしが利くのでさほど不便さは感じなかった。
ジャローダ@気合の襷
性格:臆病
特性:天邪鬼
実数値:151(4)-×-115-127(252)-115-181(252)
カバ対策その1。
カバルドンを意識しての採用だったが、トップメタでガンメタされていたので出しづらかった。草食持ちを1匹入れるだけで簡単に対策できてしまうトップメタに安易に手を出したのは失敗だったなあと反省している。
相手の起点作り妨害やピクシー対策として挑発を入れたほか、バトン対策にドラゴンテールを持たせていた。マジックミラーで安心しきっているエーフィを吹き飛ばすのは爽快だった。
トルネロス【霊獣】@ヒコウZ
性格:臆病
特性:再生力
実数値:155(4)-×-100-167(252)-110-190(252)
技:暴風 /熱風/挑発/身代わり
カバ対策その2。
相手のカバやジャローダを意識して採用。考察段階ではストッパーのつもりだったが、実戦では先発での選出がほとんどで、相手の起点作りを邪魔したり、初手のZ技で1匹無償突破してアドを得るなど、想定していなかった活躍を見せてくれた。化身フォルムより少し高い耐久が活きる場面が地味に多かった。
ランクルス@毒々玉
性格:図太い
特性:マジックガード
実数値: 217(252)-×-139(252)-145-106(4)-50
技:サイコショック/溶ける/瞑想/自己再生
毒菱対策枠。
悪タイプが少なくサブウェポンの必要性が低かったため、ワンウェポンして代わりに溶けるを採用。物理・特殊耐久のどちらも上げられるため要塞化に拍車がかかっていた。
■選出・立ち回り・その他
基本的にペロリームを通すことを考えて立ち回った。
基本選出は先発+。
相手にフェアリーがいる場合は先発で場を荒らし、裏ので全抜き展開を狙う。
毒菱展開にはとを出せばだいたい勝てた。
目立った欠陥はなかったが、しいて言うならピクシー対策が甘かったことが挙げられるだろう。胃液ペロリームで対策できている気になっていたが、実際に戦ってみると確実な対策とは言えず勝率はそこまでよくなかった。
■戦績
最高レート:1730
最終レート:168x
順位:後日記載