S4スペレ、61シングルで使った構築の紹介です。
※この構築で潜っていた時期は6月中旬くらいまでです。シーズン終盤に使っていた構築はコチラhttp://meiro-poke.hatenadiary.jp/entry/2017/07/18/152017
■パーティ紹介
ポリゴンZ@こだわりスカーフ
性格:臆病
特性:適応力
努力値:H4 C252 S252
技:破壊光線/騒ぐ/イカサマ/トリック
ロマン砲。
シンプルに高火力を押し付ける枠として採用。このポケモンは道具による補正がなくても充分な火力がある(H252マリルリ程度なら確1)ので、素早さを伸ばして上から殴れる範囲を広げられるスカーフを持たせていた。
ゴーストへの打点に悪の波動ではなくイカサマを採用していた理由はミラーコート対策である。特殊一本の技構成だとスイクンやクレベースなどのミラコ持ちに勝てないが、物理打点のイカサマを入れておくことで、スカトリで相手の技をミラコに固定してから一方的に殴り倒すという芸当が可能になる。
ORASのS17スペレのときに結果を残していたポケモンだったので今回も頼ってみたが、7世代でもその強さは健在だった。
ギルガルド@風船
性格:意地っ張り
特性:バトルスイッチ
努力値:H188 A252 B4 D12 S52
技:アイアンヘッド/聖なる剣/かげうち/剣の舞
ポリZで勝てないナットレイやドリュウズ等の鋼、テテフやアシレーヌ、ニンフィアなどの特防が高いフェアリーを見るために採用。使用率1位のギロチンヤクザを許さない枠でもある。
役割遂行のため型は物理アタッカー。技スペがなかったためキングシールドを切っていた。こちらもS17で愛用していたポケモンで、個人的に61シングルのガルドはこの型一択だと思っている。
オノノクス@こだわり鉢巻
性格:意地っ張り/陽気
特性:型破り
努力値:A252 B4 S252
技:逆鱗/馬鹿力/毒突き/シャドークロー
ギルガルドと同じくポリゴンZの補完として採用。
技構成がパッと見珍妙に思えるかもしれないが、理由あってのことである。まずメインウェポンの逆鱗が確定。残りの3枠は、鋼への打点の馬鹿力、フェアリーを返り討ちにする毒突き、ミミッキュを安定して処理できるシャドクロで埋まった。ハサミギロチンなどという運任せのクソ技が入る余地はまったくない。出し負けを3割の確率でケアするよりも、確実に勝てる相手を増やす方が絶対に強い。
鋼への打点に馬鹿力を採用し地震を切っているのを疑問に思う方がいらっしゃると思うのでその理由を説明すると、単純に馬鹿力だけで事足りているからである。地震を撃ちたい鋼のほとんどは馬鹿力でも倒すことができるし、ナットレイや風船・シュカの実持ちなどを考慮すると馬鹿力の方が見れる範囲が広い。逆に地震が必要な場面は対ギルガルドくらいで、そのガルドはA特化鉢巻地震でも18.8%でしか落とせない。風船持ちも少なくないので、地震を持っていてもガルドには勝てないと考えた方がよいだろう。以上から、鋼への打点は馬鹿力だけで十分だと判断した。
性格は日によって意地っ張りと陽気を使い分けていた。基本は意地っ張りで、最速珠ミミッキュやビビヨン等が多いと感じたときは陽気を登板させた。
ジバコイル@ウイの実
性格:控えめ
特性:頑丈
努力値:B4 C252 S252
技:10万ボルト/ラスターカノン/エレキネット/守る
自慢のジバコイル。全体的に重いテッカグヤの弱点を突ける電気タイプが欲しくて採用した。
シーズン序盤で流行っていた呪いみがまもミミッキュを倒すために考案された(たぶん)ジバコイルで、エレキネットで化けの皮潰しとS操作を同時に行いラスカノで上から叩くという流れでミミッキュを処理できる。
コンセプト上重要なエレキネットと、猫だましや印投げつける対策の守るまでは対戦相手から盗んだアイデアだが、持ち物の半分回復実は自分で考案したもの。これはドンファンに勝つために持たせたもので、本来なら地震→氷の礫で処理されるところを、ウイで礫の圏外まで回復し、上からラスカノ二発で返り討ちにすることができる。他にも、ウインディの燃え尽きる→神速、チョッキorソクノマリルリの馬鹿力→アクアジェット、チョッキスイクンのミラーコート→熱湯などのムーブに対して勝てるというメリットもあり、ピンポイント対策に留まらない汎用性も兼ね備えている持ち物だと感じた。
ランドロス[霊獣]@突撃チョッキ
性格:意地っ張り
特性:威嚇
努力値:H148 A252 S108
技:地震/逆鱗/岩石封じ/撃ち落とす
パーティ唯一の準伝枠。ガルドを見れる枠が欲しかったのと、スペレのKP上位に対して強めだったので採用。見れる範囲がかなり広く、このポケモン1匹で相手の6匹全員に対応できるという場面も少なくなかった。
パーティ全体で重いテッカグヤを返り討ちにするために撃ち落とすを搭載していた。せっかく撃ち落としても最速やどまも型に嵌められては元も子もないので、Sは最速カグヤ抜きまで振っている。
余談だが、使っていた個体はORASで配布されたヒャダインのランドさま。SMのすごい特訓(意味深)によって理想個体で使えるようになり、日の目を見ることとなった。やはりプレシャスボールはカッコイイ。
キノガッサ@毒々玉
性格:陽気
特性:ポイズンヒール
努力値:H156 B100 S252
技:気合パンチ/岩石封じ/キノコの胞子/身代わり
害悪。催眠対策を備えてない低速ポケモンを問答無用で嵌め殺せる。イワパレスやクレベース、中盤でちょくちょく見たローブシンを見る枠。
身代わりテッカグヤに勝てるよう、メインウェポンは気合パンチ。カミツルギに対してスマホ被弾→身代わり→きあパンで勝てたり、最速起きされなければパルシェンに勝てたりと、何かと便利な技だった。
■戦績
メインロム:TNめいろ
最高レート:2011
最終レート:同上
最高順位:1位
最終順位:3位
サブロム:TNめいろ
最高レート:2008
最終レート:1750
最高順位:1位
最終順位:372位
1位2位掻っ攫ったときの図
■感想
シーズン4お疲れ様でした。
今季のスペシャルレートは、手持ち6匹の中から1匹を選出して戦う、いわゆる61シングルと呼ばれるルールでした。私はこのルールが得意で、ORAS時代に同じレギュレーションで行われたスペレでもまあまあいい成績を残していたということで、今回は並ならぬ意欲を持って参戦させていただきました。ORASでの戦績がレート1912の19位だったので、今回は最終順位10位以内を目標としていました。
同じ人と何度も再戦したり、えげつないレート差マッチングで下剋上喰らったり、選出じゃんけんで永遠に勝てず連敗するなど、なかなかストレスフルな戦いでしたが、上記の通り最終的には目標を達成することができましたし、全ルール通して初めてのレート2000超え達成や、瞬間順位で1位に躍り出るなど、期待していた以上の成果を上げられたので嬉しかったです。唯一心残りなのは最終順位1位を逃してしまったことですが、これはもう仕方ないと割り切っています。最終1位なんて私の身には過ぎる栄光ですので。最終日にレート抜かれたという情報は掴んではいましたが、負けたときのデカいリスクを考慮したら、サブロムの保険なしにメインロム動かして首位狙おうという気にはなりませんでした。多少の悔しさはありますが、私は3位で充分に満足しています。もしまた61が復活したら、そのときに1位リベンジしようと思います。
以上です。シングルより先にスペレで2000超えを達成してしまい複雑な心境のめいろでした。
それでは。