急所のない優しい世界

ポケモンの構築記事を上げています

【S7スペシャルレート】対面クチガブミミッキュ【レート1790 最終4位&5位】

USUMシーズン7スペシャルレートで使用したパーティの紹介です。

 

 

S7スペシャルレートについて

・ウルトラサン・ウルトラムーンのアローラ図鑑に載っているポケモンのみ使用可能なシングルバトル

・アローラマークが必要

 

 

■構築経緯

前シーズンのスペレ同様まともな炎タイプ・地面タイプが少ない環境だったので、今シーズンもクチートを軸にパーティを組み始めた。クチートを使うにあたってトリル展開を組み込みたかったので、トリルミミッキュもセットで採用した。

次に、クチートミミッキュが苦手なウルガモスウインディ等の炎タイプに強く、電気の一貫も切ることができるガブリアスとガラガラを入れた。

ここまででガブリアス,ポリゴン2に対して弱いと思ったので、この2匹とその取り巻きをまとめてカモれるポリゴン2を採用。最後に環境的に通りのよかったカプ・コケコを添えてパーティ完成とした。

 

 

■個別紹介

 

クチートクチートナイト

性格:意地っ張り

特性:威嚇→力持ち

努力値H236 A252 S20

技:じゃれつく/雷パンチ/不意打ち/剣の舞

 

メガシンカ枠。かわいい。

タイプ耐性と圧倒的な火力を活かして序盤から頭数の有利を取っていく。天敵の多くが不在で、トップメタのミミッキュにも強かったので動かしやすいポケモンだった。受けルやオタクサイクルを崩せるのも高評価。

 

 

ミミッキュミミッキュZ

性格:意地っ張り

特性:化けの皮

努力値H228 A92 B188

技:じゃれつく/影打ち/トリックルーム/呪い

 

クチートのお供。

トリル要員、ストッパー、不利対面時の引き先など、一匹で多くの仕事をこなせる便利屋。本構築では、クチートが消耗したタイミングでこいつに引き、トリルを展開して退場しクチートを再登場させるという立ち回りが多かった。使用感はトリル三日月の舞クレセに近い。

調整はメガギャラドス+1滝登りをステロ込み耐え&残りA

 

 

ガブリアス@気合の襷

性格:陽気

特性:鮫肌

努力値A252 D4 S252

技:ドラゴンクロー/地震/炎の牙/剣の舞

 

元主人公。電気無効枠その1。

このルールでは数少ないまともな地面タイプで、攻守ともにパーティの穴を埋められる便利なポケモンだった。

持ち物は対面性能を引き上げる襷。受け出しされるポリ2やテッカグヤに致命傷を負わせるため剣舞炎牙を持たせていた。 

 

 

ガラガラ@太いホネ

性格:意地っ張り

特性:避雷針

努力値H252 A196 D60

技:フレアドライブ/シャドーボーン/ホネブーメラン/剣の舞

 

2枚目のトリルエースであり、電気無効枠その2。

クチートが止まる炎タイプが相手にいるときに代わりに出す。基本的にクチートが通っていたのであまり出さなかった。

調整はHAベースで控えめテテフのサイキネ耐え。

 

 

ポリゴン2@進化の輝石

性格:図太い

特性:トレース

努力値H244 B164 S100

技:10万ボルト/毒々/身代わり/自己再生

 

地雷枠。

ガブへ安定して受け出せることに加え、身代わりで宿り木や毒々などを透かせるのでテッカグヤやミラーにも強いのが特徴。いたらたいてい選出されるガブカグヤの並びに一匹で対処できるのがよかった。

調整は、身代わりがテッカグヤの無振りヘビーボンバー耐え&残りS。対宿り木カグヤはすべて先に動けたのでSはこの程度で充分だったと思われる。冷凍ビームを切っているのでガブへの遂行速度は遅いが、処理を急がねばならない剣舞持ちは少なかったのであまり困らなかった。

 

 

カプ・コケコ@フェアリーZ

性格:臆病

特性:エレキメイカ

努力値B4 C252 S252

技:10万ボルト/マジカルシャイン/ボルトチェンジ/めざめるパワー地面

 

先述したとおり地面タイプが少なく電気技の通りが良い環境だったので入れた。電気無効のポケモンがいないパーティがそこそこいたので、そういう相手には好き放題させてもらった。持ち物はアーゴヨンを高乱数1発で落とせるフェアリーZにしていた。

 

 

■立ち回り・選出・その他

選出は基本的にクチートミミッキュ+1の形。3匹目はだいたいがポリ2、コケコが相手にいるときはガブかガラガラを出すことが多かった。コケコは相手に極端に刺さっているときに選出し、コケコを通す立ち回りを心掛けていた。

 

 

■戦績

 

・メインロム

TN:めいろ

最高レート:1785

最終レート:同上

最高順位:5

最終順位:同上

 

 

・サブロム

TN:つみき

最高レート:1790

最終レート:同上

最高順位:4

最終順位:同上 

 

【第3回ポケモン竜王戦予選】/hiddenbatton on【レート1705 71位】

竜王戦の予選で使用した構築の紹介です。

 

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■構築経緯

前述のサイトにて環境調査をしたところ耐久振りのテンプレブラッキーが流行していたので、ブラッキー入りスタンパを偽装したZお祝いバトン展開が強いだろうと考え、バトンブラッキーからパーティ構築をスタート。バトンエースには止まる相手が少ない特殊型ゲンシグラ―ドンを採用。あとは起点作り要員を3匹並べ、最後に申し訳程度のレパガッサ対策としてナットレイを添えてパーティ完成とした。 

 

 

■個別紹介 

 

 

グラ―ドン@紅色の玉

性格:臆病

特性:日照り

努力値C252 D4 S252

技:噴火/大地の力/火炎放射/龍の波動

 

禁止伝説枠。バトンエース。

晴れ噴火の圧倒的な火力、炎・地面・ドラゴンという補完が完璧な技範囲、弱点が実質一つという優秀なタイプ耐性、これら三つの特徴を買ってバトンエースに起用した。

最大威力の晴れ下C+1噴火は無振りウルトラネクロズマ7割でワンパンするほどの火力があり、等倍で一発耐えられるポケモンは数少ない。それに加えてサブウェポンにも隙が無いので非常に止まりづらいポケモンであった。

 

 

ブラッキー@ノーマルZ

性格:陽気

特性:シンクロ

努力値H164 B92 S252

技:お祝い/挑発/身代わり/バトンタッチ

 

パーティの要のバトン役。

構築経緯の節で述べたとおりテンプレ型のブラッキーが環境に多かったのでバトンがバレにくかった上に、そもそもこいつのバトン役としての性能自体も高いのでバトン成功率は非常に高かった。ネクロズマに死に出しして相手を引かせたときはさすがに笑いを禁じ得なかった。

 

 

ランドロス【霊獣】@気合の襷

性格:陽気

特性:威嚇

努力値H4 A252 S252

技:地震/岩石封じ/大爆発/ステルスロック

 

起点作り要員その1。

ステロを撒いてS操作して退場するだけの簡単なお仕事。こいつが相手に起点にされることもあるので、襷が潰れた場合は目の前のポケモンを倒そうとせず、倒されるのを待つか爆発ですぐ退場する立ち回りを心掛けていた。 

 

 

ゲンガー@ゲンガナイト

性格:臆病

特性:呪われボディ

努力値H188 D68 S252

技:凍える風/鬼火/挑発/道連れ

 

起点作り要員その2。

相手に起点作りをさせたくないときに選出。挑発で補助技を封じて凍える風を連打しブラッキーへと繋ぐ。禁伝と対面できたときは道連れで1:1交換を狙ったりもした。起点作り役の3匹の中では選出率が飛び抜けて高かった。

 

 

ガルーラ@ガルーラナイト

性格:意地っ張り

特性:親子愛

努力値H212 A116 B4 D12 S124

技:地震/瓦割り/岩石封じ/グロウパンチ

 

起点作り要員その3。

ゲンガーで阻止できない壁張りコケコからの積み展開を許さないポケモンとして採用。岩石封じでS操作をしつつ、壁を張られたら瓦割りで砕いていく。2回しか選出しなかったが、そのどちらも壁展開をうまく阻止して勝てたのでまあ悪くなかったとは思う。

ゲンガーもそうだが、メガシンカポケモンを起点作りに使うというのは贅沢に思えるが案外アリだなあと思った。

 

 

ナットレイ@ヨプの実

性格:勇敢

特性:鉄のトゲ

努力値H252 A252 B4 ※S個体値

技:ジャイロボール/地ならし/大爆発/ステルスロック

 

回。

役割対象の猫の手胞子には一度も当たらなかったし、D振りでもなかったのでカイオーガに出せたわけでもない。完全にいらない子だった。残念。

 

 

■立ち回り・選出・その他

選出はほぼ全試合ゲンガーorランドorガルーラ+ブラッキー+グラ―ドンという形。先発の選出率は体感でゲンガーが65%、ランドが30%、ガルーラが5%くらいだった。

重かったのはゲンシカイオーガメタモン。前者はそもそも切ってたのでどうしようもなく、メタモンは身代わりを残してバトンを繋がないと勝てない。ゲンシオーガは少ないと予想していたが4,5回は当たったので何か策を用意すべきだったと反省している。 

 

 

■成績

 

TN:めいろ

最高レート:1716

最終レート:1705

順位:71(5917人中)

 

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【S6スペレ】対面クレクチカイリュー【レート1892 最終3位】

 

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SMシーズン6スペシャルレートで使用したパーティの紹介です。

 

Sスペシャルレートについて

ルールは通常シングルの使用率ランキング上位15位に入ったことのあるポケモンを使用禁止としたシングルバトルである。

禁止対象は、リザードン,ゲンガー,ギャラドス,ポリゴン2,バシャーモボーマンダガブリアスルカリオカバルドンマンムーナットレイランドロスゲッコウガギルガルドミミッキュ,カプ・コケコ,カプ・テテフカプ・レヒレ18匹。

 

 

■構築経緯

一線級の炎タイプであるリザードンバシャーモ、物理耐久が高い地面タイプのランドロスカバルドン、先制技無効のサイコフィールドを展開するカプ・テテフが使用禁止になっていることから、通りが良さそうだと思ったメガクチートを軸にパーティ構築をスタート。環境に多いウルガモスに強くクチートとの相性補完も良いカイリュー2匹目に採用し、ガルーラに受け出しが安定するクレセリアを3枠目に入れたことで、クレクチカイリューという6世代らしい並びがまず出来上がった。

次に、この3匹ではアシレーヌが重く、またキノガッサのキノコの胞子に対して無力だったので、二匹目のメガシンカとしてメガフシギバナを採用。さらに、バナ+クレセに一貫するサザンドラの対策としてアシレーヌを添えた。

最後の枠は、クレセドラン,ブルルドランなどのヒードランが絡む並びを崩せること、シングル環境に比べると止まりにくい積みポケであることから、蝶舞めざ地ウルガモスを採用した。

この6匹で実戦に挑んだところレート1700までは楽に上がれたが、1750あたりで頭打ちになってしまった。その原因として、フシギバナを選出してサイクル戦になったときにフシギバナがあまり相手に負荷をかけられず、ダメージレースで不利に立たされていたことが考えられた。そこでフシギバナと同じ役割を持つことができ、かつサイクル戦において相手の交代先に大きな負荷をかけられるポケモンを探したところ、モロバレルという解答にたどり着き、こいつをフシギバナと入れ替えてパーティ完成とした。 

 

 

■個別紹介

 

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クチートクチートナイト

性格:意地っ張り

特性:威嚇→力持ち

努力値H236 A252 S20

技:じゃれつく/叩き落とす/不意打ち/剣の舞

 

メガシンカ枠。かわいい。

力持ちで強化された圧倒的な攻撃力、優秀なタイプ耐性と威嚇による物理耐久上昇に加え、高威力の先制技も持っておりとにかく対面性能が高いポケモン。同じ鋼タイプのメガシンカであり使用率首位のメタグロスと異なり、クレセリアなどの受けポケを崩せたり、舞ったバンギラスを止められるのが良い。

生半可な受けを許さず、一度有利対面を作れれば試合が決まりかねないほどのスペックを持っているが、それゆえにヘイトが高く、相手の先発にはクチートに強いポケモンが出てきやすい。そのためあまり先発には置かず後ろから出すことが多かった。また本構築で重いカイリューバンギラスのストッパーを担っていたので、試合中は雑に切ったりせず大事に扱っていた。

技はじゃれつく,不意打ち,剣の舞までは確定。残りは最初ミラー意識で炎の牙を採用していたが、クチートの個体数が想定よりはるかに少なかったので、途中からヒードランドヒドイデなどへの打点となる叩き落とすに変更した。

  

 

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カイリュー@こだわり鉢巻

性格:意地っ張り

特性:マルチスケイル

努力値H196 A252 S60

技:逆鱗/地震/炎のパンチ/神速

 

元祖600族。種族値・特性・技すべてにおいて優秀なポケモン。今回はシングル環境に比べてドラゴン技でこだわるリスクが低いと考え、積まずとも相手に大きな負荷をかけられる鉢巻型を採用した。調整はテンプレ。

マルチスケイルによって大抵の攻撃は一発耐えられる=出し負けることが少ないためよく先発で出していた。序盤は逆鱗をメインに撃って相手パーティを消耗させていく。場を荒らしたあとはクレセの三日月の舞で復活させてもらって再度暴れたり、削れた相手を神速で一掃したりする。こいつの鉢巻逆鱗はH252ハッサム程度なら高乱数2発で落とせるほどの火力があるので、逆鱗を押して鋼に引かれても一定の負荷を相手に与えることができる。フェアリー引きはどうしようもないが、環境にいたフェアリーのほとんどはアシレーヌマリルリで、こいつらは後述のモロバレルでケアできるので、多少強気に逆鱗を押しても問題なかった。

シンプルに強く使っていて楽しいポケモンだった。終盤の神速抜きゲーの爽快感は極上。

 

 

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ゴツゴツメットクレセリア

性格:図太い

特性:浮遊

努力値H252 B252 S4

技:冷凍ビーム/トリックルーム/三日月の舞/月の光

 

手っ取り早いガルーラ対策。

相手パーティにガルーラがいたらほとんど選出。たまにメタグロスを受けたりもする。その他、こちらのアタッカーの一匹が極端に相手に刺さっている場合はそいつの回復要員として出していた。

トップクラスの耐久性を持っており突破しづらいポケモンだが、火力はなく積みポケの起点になりやすいため、上記のような明確な理由があるとき以外はほとんど選出しなかった。

 

 

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モロバレル@黒いヘドロ

性格:図太い

特性:再生力

努力値H252 B252 S4

技:ヘドロ爆弾/イカサマ/キノコの胞子/光合成

 

アシレーヌマリルリキノガッサ対策として採用した補完枠。

変更前に使っていたフシギバナと異なり、催眠という強烈な負荷を相手にかけられるのが特徴。交代先を眠り状態にすることでサイクル戦で味方が殴られる回数を減らし、ダメージレースを有利に進めることができる。眠り粉フシギバナでも同じことができるが、こちらは25%で催眠に失敗するという不安要素を抱えている。交代するだけでHPを回復できる、イカサマでメガメタグロス2発で倒せる、クチートとの同時選出ができるなどのメリットもあり、今回はフシギバナよりモロバレルの方が優秀だったと言えよう。

努力値振りは腹太鼓マリルリをある程度見れるようにHB特化とした。メガメタグロスの思念の頭突きも耐えてくれるので、怯まず最速起きされなければ胞子→イカサマ×2で対面からの突破も可能。アシレーヌD無振りでも受けられる。

このルールはコケコもレヒレも使用禁止になっている関係で胞子の通りが良く、胞子対策枠でありながら自ら胞子戦術を仕掛けることができるこのポケモンはとても強かった。

 

 

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アシレーヌアシレーヌZ

性格:控えめ

特性:激流

努力値H252 B124 C108 D4 S20

技:泡沫のアリア/ムーンフォース/サイコキネシス/アクアジェット

 

特殊高火力AT。超かわいい。

環境に多かったサザングロスウルガモスに強いほか、メインウェポンが音技ゆえオニゴーリビビヨンといった身代わり絡みの害悪戦術を無理なく対策できるなど、替えの利かない存在である。

調整は、

 

H-BA197メガメタグロスのアイヘ+バレパンを両方最高乱数以外耐え

 A172メガクチートのじゃれつくを最高乱数以外耐え

 A204鉢巻カイリューの雷パンチを確定耐え

     S4振り61(バンギラステッカグヤなど)抜き

     C:残りを全振り(実数値11)

     D:端数

 

となっている。

サイコキネシスは高レート帯で一時期流行っていたモロバレル意識で採用。H252モロバレルが黒いヘドロの回復1回込みで確定2発。ヘドロ無しであればアシレーヌZサイコキネシスでほぼ落とせるので安易な受け出しを許さない。モロバレルの個別説明でレーヌは受けられると書いたな、あれは嘘だ。

 

 

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ウルガモス@気合の襷

性格:臆病

特性:虫の知らせ

努力値H4 C252 S252

技:大文字/虫のさざめき/目覚めるパワー地面/蝶の舞

 

強力な特殊積みエース。基本的には他のポケモンで相手パーティを消耗させたあとに出し、蝶の舞を積んで全抜きを狙いに行く。持ち物は行動保証の襷で、ヒードランにエッジをもらう事故をケアできたり、メタグロス対面で岩技を恐れず突っ張れるなどのメリットがある。虫の知らせとの相性も良い。

構築全体でヒードラン入りが重かったのでめざ地を持たせていた。ウルガモス対策をヒードランに一任しているパーティにイージーウィンできるほか、ウツロイドもだいたい返り討ちにできるのが美味しい。大文字は命中不安だが、ポイマ使った技を忘れさせるのが嫌だったので火炎放射ではメガメタグロスやメガヘラクロスが確1にならないので仕方なく採用していた。大文字を外して負けた試合より大文字だからこそ勝てた試合の方が多かったので間違いではなかったと思う。

 

 

 ■立ち回り・その他

初手から高火力を押し付けて相手を消耗させ、頭数・兵力において有利を取りながら詰めていくのが主な勝ち筋。特に決まった選出パターンはなく、さまざまな組み合わせの出し方をしていたので、選出頻度はどのポケモンもほぼ同じだったと思う。

重かったのは鉄壁エアームド入りの受けループと、ウインディやファイヤーあたりの鬼火を撒く物理受け炎。ただそれ以外に対してはまともに戦うことができており、絶対に勝てない並び・ギミックというのもほとんどなかったので、完成度の高い構築を組めたのではないかと思う。またZソラビウルガモスのような初見殺しにあまり頼っていないおかげで再戦に強い点が地味に良かった。

 

  

■戦績

 

TN:めいろ

最高レート:1892

最終レート:同上

最高順位:1

最終順位:3

 

 

 

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【メガランブル】🌸祝🌸 投げガル童貞卒業【最終レート1751 30位】

 

インターネット大会メガランブルで使った構築の紹介です。

 

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配置は全国図鑑ナンバー順。ゲーム画面での見た目もまあまあキレイ。

 

 

■パーティ

 

ガルーラ@ガルーラナイト

性格:陽気

特性:精神力

努力値H4 A252 S252

技:ギガインパクト/地球投げ/猫騙/身代わり

 

今大会のトップメタ。猫騙し+ギガインパクトだけで充分強いのに、親子愛地球投げで受けを成立させないのが非常にえらい。

GBA産の投げガルを調達するアテがなかったので猫だましから入ってくるミミロップに対して、非メガ身代わり→メガギガインパクトで勝てるよう特性は精神力にしていた。残念ながらその対面は一度もなかったが、見せ合いでミミロップがいてもビビらずガルーラ選出を通せていたので間違いなく役に立ってはいた。

投げガルを使ったのは今回が初めてだったのだが、メガヤドランメガボスゴドラを地球投げで潰す快感に病みつきになり、その強さの虜となった。初代VCからやってきて投げガル童貞だった私の筆下ろしをしてくれた彼女のことは一生忘れないだろう(下ネタ御免)

 

 

 

クチートクチートナイト

性格:意地っ張り

特性:威嚇

努力値H252 A252 S4

技:じゃれつく/不意打ち/瓦割り/炎の牙

 

今大会に参加できるポケモンの相性表を作ったところ、こいつが最も対応範囲の広いポケモンだったので迷わず採用した。紹介順はガルーラがトップバッターだが、採用された順番はこいつが一番乗りだったりする。

型は普通のHAぶっぱ。瓦割りは無振りガルーラを3割ほどでワンパンできるほか、ミミロップやバンギ、ルカリオなどに命中不安のじゃれつくを撃たずに済むというメリットがあって採用していた。

使用率が高いポケモンに対して強いのはもちろんだが、特に中堅~マイナーに軒並み有利であり、低レート帯のパーティはこいつ一匹で全員見れていることも少なくなかった。あと型が豊富で対策しにくいヤミラミにほぼ勝てる点が高評価だった。

 

 

ボスゴドラボスゴドラナイト

性格:意地っ張り

特性:頑丈

努力値H236 A252 B20

技:ヘビーボンバー/撃ち落とす/地震/冷凍パンチ

 

カッコイイ重量級。マンダ、クチート、ガブあたりを意識して採用。

H振りだけでも物理耐久は十分すぎるほど硬く、ガブの地震程度なら二耐えして鮫肌ダメをもらっても落ちないほど。メガ前の頑丈も優秀で、鋼タイプでありながらリザYに勝てる点がよい。しかし投げガルが大量発生していたので出番は控えめだった。

 

 

バシャーモ@気合の襷

性格:無邪気

特性:加速

努力値A252 C4 S252

技:フレアドライブ/飛び膝蹴り/岩石封じ/目覚めるパワー氷

 

全体的にリザYに弱かったので採用。

襷を持たせて守るを切ることで、技範囲を広げ勝てる相手を増やしたバシャ。また身代わり持ちのマンダやミミロップ相手に択なしで勝つことができる。ただし火力が低くてクチートに殴り負けたり、ガルーラに上を取られていると初手ギガインパクトで倒されたりと、本来なら有利な相手にあまり強くないことに注意が必要だった。

61シングルでの襷はやはり普通に強かった。通常の61シングルで禁止されている意味を改めて理解した。

 

 

カメックスカメックスナイト

性格:控えめ

特性:激流

努力値H244 C252 S20

技:波動弾/悪の波動/冷凍ビーム/アクアジェット

 

このルールでは強ポケの初代水御三家。ここまででバシャーモが重かったため採用。

襷バシャに勝つためにアクアジェットは必須。ヤドランに撃つ悪の波動と、ミミロップやメガギャラへの打点になる波動弾も確定。マンダを倒せるように冷凍ビームも入れておきたい――という経緯で水技がアクジェのみのカメックスが生まれた。ちなみに無振りバシャーモは波動弾→アクジェで確定で落とせる。メガバシャは乱数次第になるが、幸い出くわすことはなかった。

選出回数が割と多く、出した試合の勝率もなかなかよかった。個人的にけっこう好きなポケモンなので、今回このような場で活躍させてあげられて嬉しかった。

 

 

リザードンリザードンナイトY

性格:臆病

特性:猛火

努力値B4 C252 S252

技:ブラストバーン/ソーラービーム/原始の力/身代わり

 

特殊超火力。

ここまでで重いクチート、反射技ラグラージ、あくびカメックスの対策枠。これら3体に確実に勝つため身代わりを採用していた。役割がピンポイントで、リザY自身そこまで対応範囲が広いわけではないので、本番ギリギリまで悩んだ枠だったが、予想以上にあくび守る戦法が流行していたのでまあまあ役に立ってくれた。

ガルーラとの同速ゲーの勝率はだいたい5割。自覚の無さに定評があるうちの子たちの中では頑張った方だと思う。

 

 

重かったのはガルーラ。対策が同速ゲー頼みだったり耐久振られていると無理だったりと不安定なものばかりだったので、一つは確実な処理ルートを用意すべきだったと反省している。

 

 

■戦績

勝敗数:32勝 11敗

最終レート:1751

順位:30位

 

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爆速で1700乗った図。ここから23戦で50しか上がらなかったのがとても悔やまれる。

 

 

■感想

メガランブルお疲れさまでした。

今回のインターネット大会のレギュレーションはメガシンカできるポケモンのみ使用可能な61シングルでした。61シングルは2つ前のシーズンのスペシャルレートにて行われたばかりだったので、まさかこんなに早く、しかもインターネット大会で再び遊べるとは思ってもいませんでした。

61シングル好きとしてもちろん参加を即決しましたが、大会前はプライベートが死ぬほど忙しかったのと、じゃんけん要素が強いルールなのに対戦数に上限があるということで、S4スペレ並の成績(最終3/瞬間1)を出すのは難しいんじゃないかと思いました。そのため今回は無理に上を目指そうとせず、肩の力を抜いてエンジョイモードで参戦しました。

そんなスタンスのメガランブルでしたが、蓋を開けてみればなんだかんだ勝ててたし、何よりやっててめちゃくちゃ楽しかったです。メガ石・襷・Zクリスタルありというのも通常の61シングルと異なり新鮮でした。一方で、ミラーや同速ゲーが頻発して勝敗が運に左右される試合が多く、勝率が安定しなかった(特に後半)点は反省すべきと考えています。使用可能なポケモンが少ないためそういった事態は想定できたでしょうし、なんらかの対策は用意しておくべきでした。それに加えて、45戦で終わりという形式ゆえ相手に選出誘導をかけて誘い狩りを狙う構築の方が強いと分かっていたのに、考察時間不足で無難な構築に落ち着いてしまったのも後悔しています。

成績の方はやはり前回ほどではありませんでしたが、一応それなりの順位には入れたので、61シングル成績上位者としてのメンツは保たれたんじゃないかなって思います。次回は(あればですが)1ページ目奪還、あわよくば最終1位を狙います。

以上です。ここまでお読みくださりありがとうございました。

 

【S5スペレ】JKとガラガラヘビ【レート1825】

 

 

S5スペレ、さかさバトルで使った構築の紹介です。

 

■パーティ紹介

 

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ガルーラ@ガルーラナイト

性格:意地っ張り

特性:肝っ玉

努力値H244 A116 B4 D12 S132

技: 捨て身タックル/不意打ち/岩石封じ/グロウパンチ

 

強すぎて採用せざるを得なかったさかさバトルの王。ノーマル技を半減・無効にできないルールなので技の通りが良く、耐久も高いので多くの相手に殴り勝てる。

型はガブリアスを意識してHAベースの岩石封じ持ち。耐久に振った恩恵は大きく、ガブやコケコのZ技持ち、眼鏡ラティやメガゲンなど、耐久無振りだと上からワンパンされかねない相手に突っ張れる点が良い。Sが遅く猫も切っているのでミラーには強くないが、親子愛弱体化で猫捨て身をわりといい確率で耐えるようになったため、さほど困ったことはなかった。

間違いなく強いポケモンだったのだが、ガルーラをゴツメで削って倒すタイプの構築には出しづらかったため選出率は低め。なお特性は甘え。

 

 

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カビゴン@命の珠

性格:意地っ張り

特性:厚い脂肪

努力値A252 B244 S12

技: 自爆/空元気/追い打ち/あくび

 

JK(自爆カビゴン)ORASのさかさのとある構築記事を読んで爆発技での1:1交換が強そうだと思い採用した。たぶん選出率トップ。

運用はほとんどが先発。ガルーラやガブリアスなどエース級のポケモンと対面できたら自爆を押して道連れにし、自爆でワンパンできない高耐久ポケモンや襷持ち臭いやつはあくびで流す。追い打ちは先発で出てくるフェローチェやバシャを逃がさず狩れる他、襷持ち(ジャローダ)の襷をあくびで流しつつ潰せたりと器用な動きもできて使い勝手がよかった。

持ち物は命の珠。ほとんどのガルーラを自爆で倒すことができ、かつ交代際の追い打ちで無振りバシャを確定で落とせる。初手で自爆すれば珠ダメが入らず持ち物がバレにくいのが地味においしい。

思い描いた通りの活躍をしてくれ、今回いい成績を残せたのもこいつのおかげと言っても過言ではない。ただ、再戦時に自爆のタイミングで守るや身代わりをされるのだけは弱かった。過疎ルールで再戦多いのがよくない。

 

 

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ガラガラ(オリジナル)@太いホネ

性格:意地っ張り

特性:避雷針

努力値H188 A252 S68

技: ホネブーメラン/雷パンチ/空元気/剣の舞

 

この構築で唯一KP30位外のポケモン

採用理由は、電気の一貫性を切れ、全体的に重いカイリューマルスケ込みでワンパンでき、ガルーラが苦手なゴツメジャローダクレベースを崩せるからである。また後述のポリ2と組ませることでトリルエースとして使うこともでき、高い制圧力を武器に終盤のフィニッシャーを務めることが多かった。

これまたORASの構築記事を読んだのがきっかけで手を出したポケモンなのだが、実際に使ってみると環境にぶっ刺さりまくっていて驚かされた。KP30位に入っていないのが不思議で仕方ない。残念ながら知名度も高くないらしく、1700台でもたまに電気技を撃ってくる人がいた。カビゴンと同じくらい活躍してくれたポケモンであるが、同時に大事な場面に限ってことごとくブーメランを外す運負け量産マンでもあった。

 

 

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ポリゴン2@進化の輝石

性格:控えめ

特性:ダウンロード

努力値H244 C252 S12

技: トライアック/シャドーボール/トリックルーム/自己再生

 

テンプレおまる。ガラガラを使うにあたってトリックルームが欲しかったので採用した。スペックが高く、ガルーラ同様広い範囲に対応できる。なんならガルーラより範囲広いんじゃないだろうか。

特に書くことがないのでこいつは以上。

 

 

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ジャローダ@気合の襷

性格:臆病

特性:天邪鬼

努力値C252 D4 S252

技: リーフストーム/ミラーコート/挑発/蛇睨み

 

鬱陶しいカイリューの弱点を突ける草枠として採用。最初は襷ガッサを使っていたが、ガルーラに対して弱く、またテテフのせいでマッハパンチの通りが悪かったためジャローダに変更した。

立ち回りはだいたい後発で、削れたポケモンや有利なポケモンに出してリフストで全抜きを狙う。先発でも仕事はできなくないが、あまり対面性能が高いポケモンではなく1:1交換以上を狙うのは難しいため、できるだけ後ろから出すことを心掛けていた。

余談だが、こいつとガラガラがたまたま一緒に入っていることに気付いて以来、この構築を「ガラガラヘビ構築」と呼んでいた。ネーミングはかなり気に入っている。

 

 

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カプ・コケコ@ノーマルZ

性格:臆病

特性:エレキメイカ

努力値B4 C252 S252

技: 自然の力/破壊光線/とんぼ返り/挑発

 

高速電気アタッカー。ジャローダを上から殴れるポケモンが欲しかったので採用した。

型はさかさでよく見た自然の力ノーマルZ。自然の力はエレキフィールド下で10万ボルトとして使うことができ、補助技扱いなのでガルーラの不意打ちを透かすことができるというメリットがある。対戦相手から学んだアイデアで、自分がやられたときはそのスマートさに脱帽するしかなかった。フィールドが切れるとただのトライアタックになってしまうが、使っていた限りでは困ったことはなかった。

 

 

もっとも多かった選出は先発カビゴン+ポリ2ガラガラ。後発2匹は相手を見ていろいろな組み合わせを出していたが、先発はカビゴンでほぼ固定だった。

重かったのは、カビゴンをワンパンしてくるZ破壊光線ポリZと、ガルーラもガラガラも不利をとるブラッキー。再戦時は特に初手でポリZを出されることが多く、そのバケモノ火力を以て上手いこと爆発物処理されて負けていた。

 

 

 

■戦績

 

TN:めいろ

最高レート:1825

最終レート:同上

最終順位:31位

 

 

■感想

シーズン5お疲れさまでした。

S5スペシャルレートはタイプ相性が逆転するさかさバトル。ORAS時代にちょろっと遊んだことのあるルールなのですが、その面白さに気付いたころにはシーズンが終わってしまい不完全燃焼だったので、今回はリベンジのつもりで挑みました。

潜った所感ですが、手応えはなかなかだったと思います。特に序盤は地雷カビゴンが上手く機能してくれたおかげで、最初目標にしていたレート1700超えをシーズン開始から1週間ほどで達成し、ランキングでも1ページ目に食い込むという上々の滑り出しでした。その後再設定した1800到達という目標も早々にクリアできたので、それなりに強い構築を組めたかなと思っています。シーズン後半はシングルに集中していてスペレは放置気味だったため中盤の成績のままフィニッシュになりましたが、それでも前回が最高レート16前半だったことを考えると大躍進と言えるでしょう。

さて。来シーズンのスペレはKP上位禁止シングルとまた面白そうなルールがやってきます。また次のインターネット大会・メガランブルも61シングル好きとして心躍らずにいられません。今季で初めてシングルレート2000超えを達成したり、2シーズン続けてスペレで好成績を残すなどして勢いに乗っているので、この調子で今後もポケモンを楽しみたいと思います。

以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました。

 

【S4スペレ】虚仮威しオノノスタン【最高レート1988】

 

SMシーズン4スペシャルレートのシーズン終盤に使用していた構築の紹介。

 レート2000達成した構築はコチラ http://meiro-poke.hatenadiary.jp/entry/2017/06/13/211118

 

 

 

■パーティ

 

 

 

ローブシン@命の珠

性格:意地っ張り

特性:力尽く

努力値H212 B84 D212

技: ドレインパンチ/毒突き/冷凍パンチ/マッハパンチ

 

流行りのポケモンに広く対応できるという理由で最初に採用。ORASではKP上位にいたポケモンだが、今季は序盤にたくさんいたミミッキュの影響か使用率30位にすら入っていなかった。そのためあまり警戒されなくなったのだろう、シーズン中盤以降はこのポケモンが刺さるパーティが多かったように思う。

調整は特化鉢巻オノノの逆鱗を最高乱数以外耐え&C252眼鏡コケコのマジカルシャイン87.5%耐え。後者は乱数に甘えがあるが、コケコはオノノの地震耐え調整が多くC全振り個体が少なかったため特に問題はなかった。

 

 

 

ジバコイル@ウイの実

性格:控えめ

特性:頑丈

努力値B4 C252 S252

技:10万ボルト/ラスターカノン/エレキネット/目覚めるパワー炎

 

型の概要は別記事で説明しているので省略。ブシンで勝てないポリZ、レーヌ、キッス、スイクンドンファンミミッキュなどを見るために採用した。

 

 

 

テッカグヤ@食べ残し

性格:呑気

特性:ビーストブースト

努力値H228 B252 C28

技:ヘビーボンバー/火炎放射/宿り木の種/守る

 

ブシン、ジバコイルが両方勝てないギルガルドとブシンを見るために採用。扱いこそ補完枠だがこいつも戦える範囲が相当広く、終盤は苦手な滅び勢も少なかったため、そこそこ出しやすかった。ブシンを見たかったのでHBベースだが、シングル流用個体なので特に調整に意味はない。

 

 

 

ボルトロス@バンジの実

性格:臆病

特性:悪戯心

努力値:H244 B188 D76

技: 10万ボルト/毒々 /身代わり/守る

 

ここまでの3匹で重いコケコとウインディを見るために採用。

持ち物が混乱実なので、相手の攻撃を一発耐えることができれば毒→先制まもみがでほとんどの相手に勝てるようになっている。範囲もそこそこ広く、シーズン中盤はこいつを軸に構築を組んだこともある。

調整は眼鏡コケコの万ボル耐え&鉢巻カイリューの神速2耐え。耐久に性格補正をかけても耐えたい攻撃(鉢巻オノノの逆鱗など)は満足に耐えられなかったため、ミラーやエルフーン意識でSに補正をかけることにした。

 

 

 

オノノクス@こだわり鉢巻

性格:意地っ張り/陽気

特性:型破り

努力値A252 B4 S252 

技:逆鱗/馬鹿力/毒突き/シャドークロー

 

ジバコと同じく詳しいことは別記事参照。採用理由は、ボルトの毒が通らない鋼タイプを相手にでき、かつローブシンが勝てないミミッキュを倒せるから。最速珠ミミッキュには隙を見せてしまうが、シーズン終盤のミミッキュは耐久振りのアタッカーが多かったため、準速でもミミッキュに負けたことは一度もなかった。

 

 

 

ポリゴンZこだわりスカーフ

性格:臆病

特性:適応力

努力値H4 C252 S252

技:破壊光線/騒ぐ/イカサマ/トリック

 

こいつも詳しくは別記事参照。どうしてもウインディが重くなりがちだったので突っ込んだ。こいつとオノノクスの並びはORASから愛用している並びで、この2匹を入れているとなんだかんだ勝てるので、理屈以上に信頼で採用した節もある。

 

 

 

 

使用期間はシーズン終了前の3日間。1800前半スタートから1日ですんなり1900に到達し、最終日で1988まで駆け上ったが、そこで350下を引いて負けてしまい、そこから坂道を転げ落ちていった。まあでも2000目前までは行けたので、そこそこ勝てる並びだったのではないかと思う。

 

【S4スペレ】オノノ軸スタン【レート 2011 最終3位】

 

S4スペレ、61シングルで使った構築の紹介です。 

※この構築で潜っていた時期は6月中旬くらいまでです。シーズン終盤に使っていた構築はコチラhttp://meiro-poke.hatenadiary.jp/entry/2017/07/18/152017

 

 

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■パーティ紹介

 

 

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ポリゴンZこだわりスカーフ

性格:臆病

特性:適応力

努力値H4 C252 S252

技:破壊光線/騒ぐ/イカサマ/トリック

 

ロマン砲

シンプルに高火力を押し付ける枠として採用。このポケモンは道具による補正がなくても充分な火力がある(H252マリルリ程度なら確1)ので、素早さを伸ばして上から殴れる範囲を広げられるスカーフを持たせていた。

ゴーストへの打点に悪の波動ではなくイカサマを採用していた理由はミラーコート対策である。特殊一本の技構成だとスイクンクレベースなどのミラコ持ちに勝てないが、物理打点のイカサマを入れておくことで、スカトリで相手の技をミラコに固定してから一方的に殴り倒すという芸当が可能になる。

ORASS17スペレのときに結果を残していたポケモンだったので今回も頼ってみたが、7世代でもその強さは健在だった。

 

 

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ギルガルド@風船

性格:意地っ張り

特性:バトルスイッチ

努力値H188 A252 B4 D12 S52

技:アイアンヘッド/聖なる剣/かげうち/剣の舞

 

ポリZで勝てないナットレイドリュウズ等の鋼、テテフやアシレーヌニンフィアなどの特防が高いフェアリーを見るために採用。使用率1位のギロチンヤクザを許さない枠でもある。

役割遂行のため型は物理アタッカー。技スペがなかったためキングシールドを切っていた。こちらもS17で愛用していたポケモンで、個人的に61シングルのガルドはこの型一択だと思っている。

 

 

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オノノクス@こだわり鉢巻

性格:意地っ張り/陽気

特性:型破り

努力値A252 B4 S252 

技:逆鱗/馬鹿力/毒突き/シャドークロー

 

ギルガルドと同じくポリゴンZの補完として採用。

技構成がパッと見珍妙に思えるかもしれないが、理由あってのことである。まずメインウェポンの逆鱗が確定。残りの3枠は、鋼への打点の馬鹿力、フェアリーを返り討ちにする毒突き、ミミッキュを安定して処理できるシャドクロで埋まった。ハサミギロチンなどという運任せのクソ技が入る余地はまったくない。出し負けを3割の確率でケアするよりも、確実に勝てる相手を増やす方が絶対に強い。

鋼への打点に馬鹿力を採用し地震を切っているのを疑問に思う方がいらっしゃると思うのでその理由を説明すると、単純に馬鹿力だけで事足りているからである。地震を撃ちたい鋼のほとんどは馬鹿力でも倒すことができるし、ナットレイや風船・シュカの実持ちなどを考慮すると馬鹿力の方が見れる範囲が広い。逆に地震が必要な場面は対ギルガルドくらいで、そのガルドはA特化鉢巻地震でも18.8%でしか落とせない。風船持ちも少なくないので、地震を持っていてもガルドには勝てないと考えた方がよいだろう。以上から、鋼への打点は馬鹿力だけで十分だと判断した。

性格は日によって意地っ張りと陽気を使い分けていた。基本は意地っ張りで、最速珠ミミッキュビビヨン等が多いと感じたときは陽気を登板させた。

 

 

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ジバコイル@ウイの実

性格:控えめ

特性:頑丈

努力値B4 C252 S252

技:10万ボルト/ラスターカノン/エレキネット/守る

 

自慢のジバコイル。全体的に重いテッカグヤの弱点を突ける電気タイプが欲しくて採用した。

シーズン序盤で流行っていた呪いみがまもミミッキュを倒すために考案された(たぶん)ジバコイルで、エレキネットで化けの皮潰しとS操作を同時に行いラスカノで上から叩くという流れでミミッキュを処理できる。

コンセプト上重要なエレキネットと、猫だましや印投げつける対策の守るまでは対戦相手から盗んだアイデアだが、持ち物の半分回復実は自分で考案したもの。これはドンファンに勝つために持たせたもので、本来なら地震→氷の礫で処理されるところを、ウイで礫の圏外まで回復し、上からラスカノ二発で返り討ちにすることができる。他にも、ウインディの燃え尽きる→神速、チョッキorソクノマリルリの馬鹿力→アクアジェット、チョッキスイクンミラーコート→熱湯などのムーブに対して勝てるというメリットもあり、ピンポイント対策に留まらない汎用性も兼ね備えている持ち物だと感じた。

 

 

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ランドロス[霊獣]@突撃チョッキ

性格:意地っ張り

特性:威嚇

努力値H148 A252 S108

技:地震/逆鱗/岩石封じ/撃ち落とす

 

パーティ唯一の準伝枠。ガルドを見れる枠が欲しかったのと、スペレのKP上位に対して強めだったので採用。見れる範囲がかなり広く、このポケモン1匹で相手の6匹全員に対応できるという場面も少なくなかった。

パーティ全体で重いテッカグヤを返り討ちにするために撃ち落とすを搭載していた。せっかく撃ち落としても最速やどまも型に嵌められては元も子もないので、Sは最速カグヤ抜きまで振っている。

余談だが、使っていた個体はORASで配布されたヒャダインのランドさま。SMのすごい特訓(意味深)によって理想個体で使えるようになり、日の目を見ることとなった。やはりプレシャスボールはカッコイイ。

 

 

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キノガッサ@毒々玉

性格:陽気

特性:ポイズンヒール

努力値H156 B100 S252

技:気合パンチ/岩石封じ/キノコの胞子/身代わり

 

害悪。催眠対策を備えてない低速ポケモンを問答無用で嵌め殺せる。イワパレスクレベース、中盤でちょくちょく見たローブシンを見る枠。

身代わりテッカグヤに勝てるよう、メインウェポンは気合パンチ。カミツルギに対してスマホ被弾→身代わり→きあパンで勝てたり、最速起きされなければパルシェンに勝てたりと、何かと便利な技だった。

 

 

 

■戦績

 

メインロム:TNめいろ

最高レート:2011

最終レート:同上

最高順位:1

最終順位:3

 

 

サブロム:TNめいろ

最高レート:2008

最終レート:1750

最高順位:1

最終順位:372

 

 

 

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12位掻っ攫ったときの図 

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■感想

シーズン4お疲れ様でした。

今季のスペシャルレートは、手持ち6匹の中から1匹を選出して戦う、いわゆる61シングルと呼ばれるルールでした。私はこのルールが得意で、ORAS時代に同じレギュレーションで行われたスペレでもまあまあいい成績を残していたということで、今回は並ならぬ意欲を持って参戦させていただきました。ORASでの戦績がレート191219位だったので、今回は最終順位10位以内を目標としていました。

同じ人と何度も再戦したり、えげつないレート差マッチングで下剋上喰らったり、選出じゃんけんで永遠に勝てず連敗するなど、なかなかストレスフルな戦いでしたが、上記の通り最終的には目標を達成することができましたし、全ルール通して初めてのレート2000超え達成や、瞬間順位で1位に躍り出るなど、期待していた以上の成果を上げられたので嬉しかったです。唯一心残りなのは最終順位1位を逃してしまったことですが、これはもう仕方ないと割り切っています。最終1位なんて私の身には過ぎる栄光ですので。最終日にレート抜かれたという情報は掴んではいましたが、負けたときのデカいリスクを考慮したら、サブロムの保険なしにメインロム動かして首位狙おうという気にはなりませんでした。多少の悔しさはありますが、私は3位で充分に満足しています。もしまた61が復活したら、そのときに1位リベンジしようと思います。

 

以上です。シングルより先にスペレで2000超えを達成してしまい複雑な心境のめいろでした。

それでは。