インターネット大会『アローラフレンドリー』で使用した構築です。
■コンセプト
積みサイクル。ギルガルド、メガルカリオなどの障壁がいないのでパルシェンの通りが良い環境だと予想し、パルシェンを軸とした構築を考えた。
■使用したポケモン
性格:臆病
特性:ビーストブースト
持ち物:気合の襷
努力値:H4 B76 C172 D4 S252
技: パワージェム/目覚めるパワー炎/ステルスロック/電磁波
UB01。アイドル枠。かわいい。
裏にいるパルシェンが苦手なカプたちを牽制できる先発ステロ要員として採用。スカーフテテフやからやぶパルの足を奪う電磁波、ハッサムやカミツルギを意識してめざパ炎を覚えさせていた。かわいい。
努力値はまず最速を取り、ビーストブーストでSが上がる範囲でCを振り切ったのち、残りをBに回して端数を振り分けた。ブーストでSが上がるようにした理由は、襷を消費して一匹倒した後、カミツルギやフェローチェなどの高速ATの起点にならないためである。また余りをBに回していたおかげで、ミミッキュのシャドクロ×2や、珠ミミッキュのシャドクロ+かげうち、ベトベトンの叩き落とす+かげうちを耐えたりなど、火力低めの物理ATと対面したときに二回行動できることが多かった。
かわいい。
性格:意地っ張り
特性:スキルリンク
持ち物:命の珠
努力値:A252 B4 S252
技: 氷柱針/ロックブラスト/氷の礫/殻を破る
トップメタの二枚貝。積みエースその1。
殻を破ったあとの制圧力が凄まじく、今大会はいかにこいつを通すかを考えて立ち回った。持ち物は珠で、その主なメリットはBに厚く振ったカグヤでも倒せる、ステロが入った無振りパルシェンをロクブラで9割突破できる(持ち物補正なしでは23%)、礫でコケコを縛れる範囲が広がるなど。特殊ATの前であろうと強引に積める襷も魅力的だったが、こいつは上手く縦の並びを作ってやれば襷無しでも積めるスペックがあるので、襷はウツロイド(かわいい)に譲ってやっていた。
性格:臆病
特性:適応力
持ち物:ノーマルZ
努力値:H4 C252 S252
技: 10万ボルト/冷凍ビーム/悪の波動/テクスチャー
パルシェンの補完として採用。具体的にはパルが止まるレヒレ、ドヒドイデなどの耐久水に投げてZテクスチャーをし全抜きを狙うエースである。グロスやジバコイルなども型によっては対面から倒すこともできる。
Sは上から殴れる範囲を広げるために最速を取っていたが、実際に潜ってみるとこいつよりさらに速い最速スカガブ、最速スカテテフが多く、上から叩かれて止められることが多かった。そのため大会後半は選出率が低めだった。性能が高く誰もが対策していたであろうこのポケモンを何のアレンジもなくptに突っ込んでしまったのは失敗だったかなと思っている。
性格:意地っ張り
特性:化けの皮
持ち物:ゴーストZ
努力値:H180 A252 S76
技: シャドークロー/じゃれつく/かげうち/剣の舞
ピカチュウ(アローラの姿)。積みエースその3。
呼びやすい鋼を剣舞Zシャドクロで返り討ちにしてパルシェンの一貫性を作るという目的で採用。調整はA特化、最速カグヤ抜き抜き、残りH(奇数)。耐久に振ることで、C特化テテフのサイキネやミミッキュの剣舞かげうちなどを確定で耐えられるようにしている。剣舞ZシャドクロでH252ジバコイルが確定1発。Bをあまり振っていないカグヤもステロ込みでだいたい落とせるし、耐えるやつは火力のない耐久振りでポリZの格好の起点なので問題はなかった。
性格:陽気
特性:鮫肌
持ち物:ホノオZ
努力値:A252 B4 S252
技: 地震/炎の牙/吠える/剣の舞
主人公。
積み展開を阻止してくるクリアスモッグベトベトンや、Zイーブイなどのバトン展開対策枠として採用。コンセプト上地震と吠えるは確定で、残りはテッカグヤやブルル、マッシブーンを崩せるように炎の牙と剣の舞を搭載しホノオZを持たせていた。
採用理由がピンポイント対策で、その上パルシェンがわんさかいて出しづらかったこともあり選出率は低め。しかも悲しいことにバトン構築には一度も遭遇しなかった。無念。
性格:臆病
特性:鈍感
持ち物:カムラの実
努力値:C252 D4 S252
技: 火炎放射/ヘドロ爆弾/目覚めるパワー氷/挑発
逆ハーレムの姫。
全体的に重い鋼タイプの牽制、キュウコンの壁展開対策として採用。命中安定の放射、襷パルを3割で倒せるヘドロ爆弾、ドラゴンに一矢報いるめざパ氷、パルシェンのからやぶやキュウコンのオーロラベールを防ぐために挑発を覚えさせた。持ち物は襷も珠も他に取られていたので、ガブリアス対面で襷警戒の岩石封じから入られたときに上を取られないカムラの実を持たせていたが、有効に機能した試合は残念ながら一つもなかった。
補完枠ゆえ選出率こそ低かったものの、出したときは活躍してくれる仕事人だった。ただでさえ孵化厳選の難易度が高い上にめざパも粘ったので育成に多くの時間を取られたが、最終戦を劇的な2タテで勝たせてくれた(しかもめざ氷ないと勝てなかった)ので、苦労は十分報われたかなあと感じている。
基本選出は先発にウツロイドを置き、パル、ポリZ、ミミッキュから二匹を選ぶ形。全試合中7~8割くらいは基本選出を通せていたように思う。
立ち回りも単純で、ウツロイドで麻痺とステロを撒いてから裏のエースを暴れさせるだけ。壁や欠伸などの強力な補助こそなかったが、ウツロイド自身が裏のエースで起点にしやすいポケモン(パルで起点にしやすいガブリアスなど)を呼びやすいため、困ることは少なかった。グロスやジバコイルは一貫してしまっているが、めざ炎で削りを入れておいて裏のポケモンの圏内に入れるといった、いわゆる役割集中的な処理ルートでなんとか凌いでいた。
気が向いたら上手く立ち回れた試合のBVを上げるかもしれない。
■成績
TN:めいろ
勝敗:43戦 29勝 14敗
最高レート:1703
最終レート:同上
順位:287位
■感想
前回のアローラビギニング同様シングルバトルということで意気込んで参加した今大会でしたが……成績を見て頂ければ分かる通り、あまり振るわない結果となってしまいました。特に2日目の勝率がすこぶる悪く、1600スタートで一時1650まで上がったのにその後負け込み、終わってみれば開始時からほとんどレートが上がってないという体たらく。最終戦をじゃれつく外しで落としたのもあり、2日目が終わった時点でモチベは底辺に落ちていました。3日目は開き直って「どうせ上位はもう無理だから気負わず行こう」と肩の力を抜いて挑んだのがよかったのか、9-3でなんとか1700に乗せて終えることができました。
今回の反省としては、使っていたポケモンのほとんどがひねりのないテンプレ型だったことが挙げられると思います。恐らく相手には私がやりたいことが見え見えだったのでしょう。その証拠に今大会では、択負けや運負けではない、相手にキレイに詰まされる、負けるべくして負けた試合が多かったように思います(まあ運負けも多かったですけども)。やはり何匹かは、何をしてくるかわからないマイナーポケモンだとか、テンプレ型から外れた奇型を仕込むべきだったなあと悔やんでいます。
アローラビギニングに比べるとだいぶ成績が落ちた不本意な結果となりましたが、思い返せばインターネット大会はだいたいいつも今回くらいの成績でしたし、この辺りが自分の実力なのかもなあと納得もしています。前回は出来過ぎだったのでしょう。
とはいえ、いつまでもパッとしない順位に甘んじているのも成長がなくてカッコ悪いですから、今後もたゆまず精進し、安定して好成績を残せる実力を身に着けたい所存です。がんばります。
最後までお読みくださりありがとうございました。またの機会があると嬉しいかぎりです。
それでは。